一昨日の十三日の夜から、飼い猫の雪が家出していました。網戸に飛びかかったら落ちたらしく、そのまま実家の前の広大な畑に遁走してしまいました。
以前同じようなことがあって、弟の話が本当ならばその時は、
「帰って来たよ! トントン!」
と、翌朝窓を叩いたとのことで翌朝を待ちましたが、帰って来ませんでした。
昨日も、今日も酷暑です。
猫は昼間は活動しないとのことなので、夜と、早朝探しましたが見つかりません。
二泊三日目の朝を今朝迎え、私の心は最近味わったことのない暗黒でした。
雪はのーたりんです。帰巣本能とかあるか怪しいです。二日も帰って来ないということは、帰れないのかもしれないと思いました。
そしたらもう、雪に会えない。
バカな子ほどかわいいとはよく言ったもので、私は雪が、とてもかわいいです。
暗黒な私は今朝、なんとか自分の心を宥めようと、良かった探しをしてみようと思いました。
バカで体が弱いので、雪には手が掛かります。
手が掛からなくなる。
お薬をあげるときの雪との追いかけっこや、あげた後の雪のぽかーんとした顔を思い出したら涙が出て来ました。
子猫の頃よく脱走した雪は、大自然で伸び伸びと楽しく暮らすかもしれない。
雪はとても過保護な家猫です。
様々な凄惨な想像をして、おいおい泣きました。
そうしたら母が、
「倉庫で雪の鳴き声がする!」
と。
慌てて見に行ったら、真っ黒に汚れた雪が帰っていました。
嬉しくて嬉しくて、ザブザブ洗いました。
ギャアギャア鳴きました。
いつもは半分しかあげない缶詰を一缶上げました。
ガツガツ食べていました。
蛍もミイも嬉しそうです。
お盆が明けたら、雪は獣医さんの刑です。
「二泊三日何処でどうしてたの?」
尋ねてみましたが、もちろん答えは永遠にわかりません。
嬉しくて昼からビールを開けました。
- 2013/08/15(木) 12:34:27|
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