佳境ですね。
「あした咲く花 -新島八重の生きた日々-」の中で、私は松平容保を書きませんでした。籠城中、照姫は描きましたが、容保公については触れませんでした。
「八重の桜」が始まり、綾野剛さんが本当に美しい容保公を熱演なさっていて、様々な矛盾を含めて、大河ドラマではきちんと容保公が描かれていくのだなと思いました。綾野剛さんの容保公が素敵なので、私も書きたかったななんて、思ったりもしました。
でも昨日の放送で、白虎隊が出陣して行く姿を見て、やはり私には容保公を描くことはできなかったと、思いました。
エッセイ「女に生まれてみたものの。」の中で、山口県出身の担当嬢と、会津出身の私とで、互いの故郷を訪ね合いました。
その中で書いたことですが、私は、長いこと、美しいことだと、誤解していました。
少年兵の死も、兵糧の枷になるまいと自決した人々の志もその行いも、美しいことだと心の何処かで思っていました。
そのことに気づいたときは、本当に恥ずかしかった。
今でもそう思っていた自分を、恥じています。
今、現在のこの国が好きです。
子どもが戦争に駆り出さることもなく、自決に追い込まれることもない今の日本が好きです。
変わらずにそうあることを願いながら、礎となった沢山の人々を思って、来週の放送を観ようと思います。
- 2013/06/24(月) 15:48:48|
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