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菅野彰

菅野彰の日記です

「大内宿」

 気づくと多分四年続けて、年に一度大内宿に行って、同じ宿に泊まっていることに今回気づきました。

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 民宿には、テレビもエアコンもありません。ぼんやり歩きに行く感じです。
 着いた夕方、歩いていると鳥居があって、友人がお店の方に、
「あの鳥居の先には何があるんですか?」
 そう伺うと、
「ちょっと行くと神社があるから行ってみっせー」
 と、言われました。
 ちょっと、行ってみた。

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 ちょっと?
 でもなんだか神社が気になったので、行きましたよ果ての方まで。横溝正史の世界みたいでした。
 夜は同じ場所まで行って、蛍を見ました。とてもきれいでした。なんだこの夏休みの小学生の作文みたいな文章は。
 今回やっと初めて、毎年同じ宿に泊まっていると気づいたのは、女将が今までも今回も全く私を覚えている気配を発しないからです。
 宿にはとある女性演歌歌手のポスターや写真が貼ってあって、これも友人が、
「お好きなんですか?」
 と、伺ったら、
「よく来てくださって、よくして頂いてるんだー」
 そんな感じでその演歌歌手の方の話が明るく楽しく始まって、
「旦那さんがちょっとベランダで大麻やったら捕まっちまってなあ」
 あはは、と、女将が笑っておりました。旦那様はテレビプロデューサーだったという話なので、普通に報道された話だと思うのでそこはいいと思うのですが、女将の明るさプライスレス。
 翌朝おいとまする時に、
「私毎年、こちらでお世話になってるんです」
 そう、自ら主張してみました。だって四年行ってるんです。年に一度のこととは言え、ちょっとは覚えて貰いたいではないですか。
 そしたら女将は、
「やっぱそうかあ! 見たことあると思ったんだあ!」
 と、高らかに笑ってくれたのですが、それを聞いていた友人とともに、
「あれ絶対嘘だよね! 絶対全然覚えてないよね!」
 後に爆笑しました。
 ものすごい間髪入れずに答えてくれました。
「ブティックやってらんなら、買い物に行くよ」
 謎なことも言って頂きました。
 私の服、相変わらず、
「何処で買ったのそれ」
 みたいな服だった?
 来年もし行けたら、また懲りずに「毎年来てるんです」と、言ってみます。

 今日は若干マシだったのですが、連日の35度超えにすっかり参っています。それはもう全国的にみなさん参ってらっしゃると思うのですが。
 私の仕事場にしているアパートが、台所に思い切り西日が入って来て夕方は灼熱地獄になります。ある時ぷつっと来て、ホームセンターに行き、カーテンかできれば簾を付けたいと右往左往しました。
「カフェカーテンでは短すぎる。窓全体の日差しを遮らないともうどうにもならない」
 あれこれ見ている途中で、気づいてはいたんです。
「一切測って来てねー!」
 肩を落として仕事場に戻って以来、西日に焼かれたままです。

 Twitterでは、毎朝梅ちゃん先生のことしか呟いていない気がします。沢山の方にオススメされたので、のぶが主演の「侍戦隊シンケンジャー」を一気見したくてたまらない、そんな夏休み。
 いや私今、夏休みしてはいけない。
 「シンケンジャー」はお預けです。
  1. 2012/08/07(火) 21:26:43|
  2. 日記