菅野彰

菅野彰の日記です

「花屋の二階で 新装版」(キャラコミックス)/「小説Chara vol.33」(徳間書店)/「毎日晴天!」シリーズについて

 今日は「小説Chara vol.33」の発売日です。
 Twitterで「毎日晴天!」シリーズについて諸々呟きましたが、ツイートは流れてしまうではないかと気づいたので十一月の発行物だけでも日記にまとめます。 本当は2012年の全員サービスから再開したこのシリーズの、その後書き下ろしたものを全てまとめたいのですが、それはまた後ほど。とりあえず「毎日晴天!」のカテゴリーを作りましたので、この記事にある「毎日晴天!」というリンクをクリックしていただけると過去作品の告知も出てくる筈です。そしていざそれをしてみると、私は日記で全てを告知していないことに気づかざるを得ません。申し訳ありません。Twitterの告知だけになっていたものもあるようです。本当にごめんなさい。
 今月の発行物についてを先に、「毎日晴天!」についての諸々については後に書きます。

「小説Chara vol.33」11/21発行
 二宮悦巳先生が、「どこでも晴天!」という漫画を描き下ろしてくださっています。以前「小説Chara vol.29」にこの小説を書かせていただいたときに、とても二宮先生の描いた大河と秀のスーツ姿が見たかったのでリクエストしました。本当に素敵な漫画です。そしてほぼ全員が出て来ます。ほぼに漏れたのは丈でございます。ウオタツもおります。
 残念ながらコミカライズが終了しています。今後この二宮先生の漫画が何かの単行本に入る可能性は今のところ想像がつかないので、是非雑誌をお求めください。
 これからは二宮先生のこのシリーズに関するイラストは、私が文庫を出せたときに見ていただけるかと思います。それを大きな楽しみに、私もこの先を頑張ります。
 そして私の小説は、一本目は「SF作家は何度でも家出する」を書き下ろしました。コメディです。龍もウオタツも出て来ます。というか何故かこの二人が大活躍です。とても楽しく書きました。楽しいよ! こちらは可能であれば「明日晴れても 毎日晴天!10」を復習してみてください。その直後の達也になります。
 二本目は、「夢のころ、夢のまちにて。」を書き下ろしました。大切な話になりました。「夢のころ、夢の町で。 毎日晴天!11」にしか出てこない登場人物が突然出てくるので、良かったら復習してください。「僕らがもう大人だとしても 毎日晴天!7」も読んでいただけると、なお復習になるかと思います。
 楽しんでいただけますように。
 よろしくお願いします。

「花屋の二階で 新装版」(キャラコミックス)11/25発行
 二宮先生によるコミカライズの、最終巻になります。
 寂しいですが、とてもきれいな素敵な本です。毎回カバーを彩る美しい花が、楽しみでした。
 二宮先生、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
 私はコメントと、短編小説「次男の恋人」を書き下ろさせていただきました。明信の意外かもしれない一面が書けた気がしています。
 楽しんでいただけると思います。
 よろしくお願いします。

「Chara Collection 2015」(AGF販売物)12/1通販受付開始
 AGFで販売された分厚い本が、通販されます。
 こちらには私は、勇太と真弓の話というか、ほぼ勇太の話「おまえのおらん俺」を書き下ろさせていただきました。
 通販サイトはこちらになります。
 シリアス寄りです。
 私にはとても思い入れのある、勇太の物語になりました。

「Chara全員サービス」近日発送
 すみません。これはもう入手が間に合わないものかと思われます。
 ここ四年、全員サービスには毎回「毎日晴天!」シリーズを書き下ろしています。
 今回は「女子会プラン男子会プラン」。
 右チーム左チームに分かれての、コメディです。
 お手元に届くことを、願っております。

 今月の発行物については以上です。
 ここからは私の「毎日晴天!」シリーズについての、個人的な話です。
 あ、その前に具体的な話を一つ。
 ドラマCDが、全員サービスを含めて7枚出ています。現在も購入可能なものもあります。版元のムービックか、Amazonなどでお求めください。
 「毎日晴天!5 竜頭町三丁目帯刀家の迷惑な日常」と、「毎日晴天! 番外編 君が段取りをする時間 (Chara全員サービスなのでこれは入手不可能です)」は私の完全書き下ろしで本編にはないサイドストーリーです。短編小説の書き下ろしもついています。
 ドラマCDについては、突然7枚目で止まってしまい続きを望んでくださる方の声も聞くのですが、実はレーベル自体がなくなってしまいました。私も残念ですが、7枚目から随分時間も経って、今後このキャストさん全員に集まっていただくのは不可能なのではと私個人としては思っています。もしかしたらお願いしたら引き受けてくださるかもしれませんが、みなさんかなりのご活躍です。それを影ながら拝見したいと思います。
 私は全員のキャストさんにとても感謝していますが、ツイートしたので一つだけ裏話のようなものを。
 ドラマCDが発売されることになったときに、もちろんそれはとても嬉しかったのですが、何もかもを担当さんに全てお任せしました。傍から見ると、ラジオドラマの脚本なども書いているのでこれは意外かもしれませんが、多分私はそんなには声優さんに詳しくないです。今も、お仕事をさせていただいた方の他は、かなり有名な方しかわからないです。大変失礼な話で申し訳ないことなのですが。すみません以下の話の前提として必要なので、私事情を語りました。
 そんな訳で、担当さんにキャスティングは全て委ねました。大河役には、制作サイドからは主にアニメで有名な声優さんが候補に挙がっていました。その声優さんのファンの方がきっと買ってくださるだろうという、アニメ漫画業界ではかなり手堅い私も知っている方で、私はその方で充分ありがたいと思っていました。
 担当さんから別の声優さんのボイスサンプルが送られていて、申し訳ないのですが日々の忙しさからなかなか聞けずにいました。担当さんに「早く聞いて欲しい」と言われて、何故だろうと思いながら聞きました。その声優さんは、当時海外ドラマや洋画の吹き替えを主にやってらっしゃって洋画では主演もしてらっしゃいましたが、アニメの仕事はまだほとんどなさっていませんでした。アニメや漫画の購買層からはやはり遠く、制作サイドは二の足を踏む、そういう条件の方でした。当時の話です。
 ボイスサンプルを聞いて、担当さんが一刻も早くそれを聞いて欲しいと私を急かした意味を、すぐに知りました。受け取ってすぐに聞かなかったことを、本当に後悔しました。
 その声を聞いたら、もう他の方は全く考えられない。大河そのものの声が、そこにはありました。
 それが7枚、大河を演じてくださった方です。
 現在はアニメ業界でも大人気の方です。
 私はその頃の仕事の範囲を外れているのに引き受けてくださったその声優さんにも、彼を全力で推してくださった担当さんにも、今でも感謝しています。
 ドラマCDにレギュラーで出てくださっていた声優さんたちは、それはもしかしたら当然のことなのかもしれませんが、みなさん原作小説をきちんと読んでくださっていました。まだCD化が決まっていない先の巻まで読んで、そのときどんな風に自分の役を演じたいか語ってくださったことも覚えています。
 そういうドラマCDでした。機会があれば、是非聞いてみてください。
 そしてこのときのことも含めて、担当さんには、それだけこのシリーズを愛してくださっているんだという感謝がいつでも絶えません。
 2008年の小説Charaに「花屋の店番」を書いて以来、2012年発行のChara全員サービスに「エゴマのゴマはゴマじゃない」を書くまで四年、「毎日晴天!」を一切書いていませんでした。
 その四年間、担当さんは月に一度欠かさず電話をくださいました。
 今考えると、あり得ないことだと思います。他の小説も書いていませんでした。毎月必ず電話をくださって、
「どうですか?」
 と、激しく急かすでもなく、四年間電話を掛け続けてくださったのです。
 それはもちろん、このシリーズを愛してくださったみなさんのおかげでもあります。もちろんそのことには、大きく感謝しています。四年の間も、手紙やメールという形でその声は私に届いていました。本当にありがとう。
 それでもやはり、担当さんの熱意にはただただ、心から感謝せずにはいられません。
 こうしてまた竜頭町の人々を定期的に書かせていただいてる今、いずれはきちんと終わらせなければと思う一方で、久しぶりに彼らを書くのが楽しくて仕方がなくて、もう少し書かせて欲しいと思っている私がいます。
 そんな喜びも、関わってくださっているみなさまのおかげです。
 改めまして、本当にありがとうございます。
 もうしばらく、おつきあいいただけましたら幸いです。  
  1. 2015/11/21(土) 14:04:50|
  2. 毎日晴天!