菅野彰

菅野彰の日記です

「朝彦と夜彦1987」を終えて/客席のみなさまへ

 諸々不安の塊だった私ですが、一つ土下座したいことがあります。
 観客に、私は怯えていました。
 役者さんがお若いのもあり、役者さん自身がわからない言葉を調べて意味を自分のものにしてくださる苦労を感じたので(それぞれブログなどでおっしゃっていますが、初日にはみなさん自分のものにしてくださっていたと思っています)、なら初見のお客さんには全く訳がわからないのではという不安に苛まれました。
 だからゲネプロではもう充分だと思ったものの、やはりお客様が入ったら、なんだこれなんのこっちゃと思われたらどうしようと思いました。
 全員が満足するお芝居なんてないです。
 だから今回も、みなさんがとは思いません。
 でも、笑いどころでちゃんと笑ってくださって、泣いたり、いろんなことを感じてくださるみなさまを目の当たりにして、ありがたくもあり、疑ったことを本当に申し訳なく思いました。
 それはもちろん、中屋敷さんと役者さん達が全力で伝えてくださったからだけれど、いろんなものを持ち帰っていただけて、この空間の一助になれたことがとても嬉しかったです。
 皆まで言えば、あれだけ彼らが全力を尽くしてくれたのだから、もしわからなかったりつまらなかった方がいらっしゃったら、それは全く以て私の本のみの責任です。
 そういう気持ちだったからこそ、一人一人にありがとうと言いたい時間でした。
 ご来場、ありがとうございました。
  1. 2015/11/06(金) 23:23:21|
  2. 朝彦と夜彦1987