今日で東日本大震災から、丸四年です。
亡くなられた方々、行方不明の方々、様々な方を思って、私も二時四十六分に黙祷をするつもりです。
去年、私何もできてませんと、辛気くさい日記を書きました。一昨年も書いています。
三年が経ち、去年はその思いがひとしおで、落ち込みました。
担当編集者鈴木に電話をして、
「何もできてないよ」
と、己の不甲斐なさを愚痴りました。
そのときに、鈴木に食べさせてもらった
東北食べる通信の、いくらの話になりました。その名の通りシンプルだけれど情熱溢れる
東北食べる通信の試みは、被災地でもある東北の生産者と、日本中を繋げようというものです。
力を借りられないだろうかと、私は代表の高橋博之さんにお手紙を書きました。
タイミングが良く、会っていただけました。関わる人と必ず顔を合わせる、そういう方なのだと思いました。
東北から、食材やお酒を紹介するWEBエッセイを、鈴木と企画しました。A-linkさんのお力を借りて、去年の夏から月に二回というペースで企画はスタートしました。
この企画は、もちろん鈴木や、高橋さん、
「菅野さんは何がしたいですか? お力になります」
と、言ってくださったA-linkさん、後押ししてくださる方や読んでくださるみなさまのお力で、成り立っています。
そのエッセイ
会津「呑んだくれ屋」開店準備中の最新ページを開くと、ひたすら私が酒を呑んだくれてるわけなのですが!
すみません、ただ楽しくやっています。
ただ楽しくやっているのに、東北にはこんな美味しいものがある、問い合わせて食べてみよう、足を運んでみようと思っていただけたら、そんな嬉しいことはないです。
3月11日を過ごすことは、とても、大切なことですね。
あの日からの自分を見つめ直して、こうして
会津「呑んだくれ屋」開店準備中では……まあ十六回目の酒を呑んでいる次第です。
そしてやっぱり今日は、震災の折唯一卵を食べさせてくれた、パン屋さんのサンドイッチを食べます。
あのときの気持ちはいつまでも忘れません。
それは誰のためでもなく、私自身のためです。
生きようね。
- 2015/03/11(水) 14:46:00|
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