まずはお知らせから。
「小説WINGS冬」発売中。観劇エッセイ「非常灯は消灯中」連載中です。
今回は、「しあわせの詩」(2013)について書かせて頂きました。
いつも藤たまき先生の扉が、飛び上がる程幸せです。
「子供は止まらない 新装版」(徳間書店キャラコミックス)、2月25日発売予定です。二宮悦巳先生による、「子供は止まらない」コミックスの、1巻と2巻の合本です。
今回は私が、「初めてのクリスマス」という短編を書き下ろさせていただいています。勇太と真弓の、帯刀家の、初めてのクリスマスの物語です。楽しく書きました。二宮先生のカバーが本当に素敵。
手にとっていただけたら、嬉しい限りです。
ここから日記。
先日、久しぶりにゼミの友人達と食事をしました。
その席で私が、
「『47RONIN』を観たよ。思ったより忠臣蔵だった」
と、いう話をしました。
すると隣に座っていたSが、
「ちゃーらー、ちゃらりらー、ちゃーらー」
そうずっと歌っていて、
「なにそれ?」
と、尋ねると、
「忠臣蔵の討ち入りと言ったらこれでしょう」
と、言い、もう一人が頷きました。
年末時代劇の、赤穂浪士の討ち入りの音楽だそうです。知らんわ。
そこからしばらく忠臣蔵の話になり、故杉浦日向子先生の「吉良供養」が圧巻だという、反赤穂浪士的な話題になりました。
「吉良にだって、吉良の言い分があるよね」
Sが言いました。
「あ、それなんかいいね。ラノベのタイトルみたい。『吉良にだって言い分がある』。それ使わせてもらおうかなあ」
私はその言葉に、食いついた。
「少女漫画みたいでいいよね。でもだったらラブコメにしなよ」
美容師に滝川クリステルと全く同じ髪型にされた友人が、言いました。
「忠臣蔵でラブコメ? 難しいな。あ! じゃあ女子高生がタイムスリップするわ」
私も考えた。
「どうやって?」
忠臣蔵の話の前まで、Sが、中学の時にブルマーに蜂が入っているのを知らずに履こうとして、刺されて大変なことになったという話をしていたのを思い出しました。
「じゃあ、現代の女子高生が、ブルマーに入ってた(多分現代にブルマーはない)蜂に刺されて、そのショックでタイムスリップして、吉良の前に転がり出ちゃうの。そして恋に落ちる」
そこで吉良を救おうと女子高生は赤穂浪士と戦い、また現代に戻ってしまうと、歴史は変わっておらず、また蜂に刺されて吉良の時代に戻ろうとする。
「蜂、二度目刺されたらアナフィラキシーショックになるよ」
「命をとして、吉良を助けに行く! 忠臣蔵ラブコメハッピーエンド!」
「歴史を変える気か!」
「いつか書くわ私!」
そしたら本が出たら、消費税分くらいは私にくれと、タイトル発案者で蜂に刺されたSに言われました。
そんな訳で、いつか発行希望。
「吉良にだって言い分がある」
いつの日かどっかから発行されたら、よろしくお願いします。
- 2014/02/17(月) 12:44:48|
- 毎日晴天!
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