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菅野彰

菅野彰の日記です

「坂本くんのうちわ/小説Chara vol.28 発売中」

 さっき友達と電話していて、ふと思い出した話です。
 17年くらい前? デビューしてまもないV6のコンサートに初めて行きました。デビューして一年目とかだったかな?
 私は森田剛くんと三宅健くんのファンだったのですが(今でも好きです)、何故かこのとき坂本昌行くんのうちわを買いました。なんかこう、応援しなければという気持ちになり買いました。失礼な話です。
 コンサート後、私は実家に無造作に坂本くんのうちわを置いていました。うちわ立てに入れて置いたのかも。コンサートから時が経ち、うちわの存在も忘れていた頃、ある日思いも掛けない人物が思いも掛けない用途に、坂本くんのうちわを使用していました。
 母が、酢飯を、扇いでいた。
「大きくてすごくいいわ、このうちわ」
 知ってますか? ジャニーズのコンサートで売っているうちわって、すごく大きいんです。
 その後もしばらく坂本くんは、酢飯を扇がされていました。
 今でもちらし寿司を見ると、坂本くんを思います。


 「小説Chara vol.28」発売中です。
 「かわいくないひと」という新作を書かせて頂いています。葛西リカコ先生が、とても素敵にキャラクターを起こして下さっています。楽しく書いたので、楽しんで頂けたら嬉しいです。
 すみません今一つ私の伝達能力が足りないらしく、「毎日晴天!」は12巻の発行を予定している次第です。詳細が決まりましたら、またお知らせしますね。 
  1. 2013/05/23(木) 17:57:56|
  2. 告知と日記

「顔文字/小説WINGS春発売中」

 顔文字。
 使わないようにしていたのです。顔文字。多分一度も使ったことがないと思います。
 人様が使うのは、全然気になりません。
 私が使わないのは、顔文字に頼ると言葉を尽くすことがおろそかになるかなと思って、一応職業柄自分に禁じていた訳です。
 おっと意外と真面目。
 ところが昨日、友達に携帯でメールを打って一言で返そうとしたら予測変換で変な顔文字が出て、うっかりそのまま送信。
 大したことではないのですが、ずっと自分に禁じていたので、わりとショックでした。
 ボタンを押し間違えて一度だけウォシュレットを使ってしまったときくらい、ショックでした。
 ウォシュレットは、ウォシュレットなしでトイレに入れなくなったらどうしようという恐怖から一度も使ったことがなかったのに、一回だけ友達の家で水を浴びてしまい、場所が場所なだけにしばらく立ち直れませんでした。
 並べて書くと、バカみたい……。

 小説WINGS春発売中。「非常灯は消灯中」連載中です。今回は「遠い夏のゴッホ」(2013)です。藤たまき先生の表紙が本当に美しいです。
  1. 2013/05/13(月) 17:44:06|
  2. 告知と日記

「GWを満喫する人/Wings6月号発売中」

 GWと言っても中日の平日だったのですが、二年ぶりにKスタ宮城に楽天×日ハム戦を観に行きました。
 Kスタでの試合は、本当に楽しいです。オーロラビジョンをふんだんに使う演出や、チアガール。勝ったら花火も上がります。
 しかし、私と友人が行った五月一日は生憎の雨の予報でした。Kスタには屋根がない。
 私は友人より早く仙台に着いて、ホテルのフロントのお姉さんに聞いてみました。
「野球観に来たんですけど、雨降りますか? 試合やるでしょうか?」
 そんなこと聞かれても困るよなと思いながら尋ねると、彼女ははっきりと答えました。
「雨は降ったり止んだりします。でも試合はやります」
 そのとき既に小雨がちらついていたので、本当だろうかと思いながら楽天のポンチョを買いました。後から着いた友人に、
「雨は降ったり止んだりするけど、試合はやるって」
 そのまま伝えました。
 気温は、三月下旬並み。私達は球場に着いて、すぐにポンチョを着ました。
 これが。
「ああ、やっぱり降り出したね……中止かなー」
 と、いうくらい降ったかと思えば、
「あ、止んだ! 良かったー!」
 そう浮かれるくらい、きっぱり止んだり。
「あれ? また降って来た」
 本降りだなというくらいまた降ったり、
「でももう止んだんじゃ?」
 と、いうくらい止んだり。
 本当にホテルのフロントのお姉さんの言った通り、
「雨は降ったり止んだりしたけど試合はやった!」
 と、途中でおかしくなってきて、目茶苦茶寒いのに友達と爆笑してしまいました。
 気象庁は彼女を雇ったらいいと思う。もはや予報ではなく、予言の域でした。
 楽天はまーくんの登板で、ホームで勝って念願の白い風船も飛ばせました。
 球場を出た私達がどんだけ浮かれていたのか、
「今日の試合の感想を!」
 と、テレビの方にインタビューされました。
 翌日、友人と会津若松で漆器を選んでいたら、私達がどんだけはしゃいでいたのか、
「その漆器を選んだ理由を!」
 と、テレビの方にインタビューされました。
 GWを満喫した次第です。


 「Wings6月号」発売中です。「帰ってきた海馬が耳から駆けてゆく」連載中です。今回は、「若気の至りの話」です。
 そしてこの号から、獣木野生先生の「パーム」最終章「TASK」の連載がスタートしています。特別付録の「プチ パーム・ブック」に、僭越ながら寄稿させて頂きました。
 私も「パーム」の最終章を、リアルタイムで追いかけます。
  1. 2013/05/06(月) 18:35:41|
  2. 告知と日記