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菅野彰

菅野彰の日記です

「ただの呑み会2019」(受付締め切りました)

 本日(9/21)お店の詳細をメールしました。メールが届いていない方はただの事故ですので、お申し込みくださったメアドにご連絡ください。よろしくお願いいたします。

 ※日時、参加費の変更はありません。住所も元の開催予定地とほとんど変わりません。二次会もそのままその場所で行う予定です。すみません角膜を傷つけてしまいご連絡ができていませんが、ほぼ予定通りだと思っていてください。
 楽しみに待ってやってください。よろしくお願いします。(9/18)

 すみません。まずは既に参加が決まっている皆様へのお知らせです。
 「弦や」の料理人の方がご病気になってしまい、料理が大分変ってしまうのでお店を変えることにしました。住所的にはすぐ近くです。人間だから生きてるとこういうことがある!
 ご病気なので本当に致し方ないながら、46人に二泊三日開けていただいていて楽しんで帰ってもらえなかったらどうしよう……と激しく動揺している三時間くらいの間に、地元の酒販店さん、酒蔵さんたちが瞬く間に、
「郷土料理ができて日本酒の揃えもよく五十人以上で宴会できる店を、同じ条件で仮予約しました!」
 と押さえてしてくださいました。
 わたしはもう、今回ほど地元ネットワークの強さに感謝したことはない。
「せっかく来てくださるのに。しかももうそこを空けてくださってるのに!」
 と、みなさん大慌てで動いてくださいました。
 その縁もあって、日本酒の蔵元の方に何人か、少しずつ顔を出してもらえるかもしれません。
 なので日本酒が好きな方は席を寄せるので、作った方の顔を見て、訊きたいことがあったら訊いてみたりしてください。若い跡継ぎたちだよ。三十代が多いです。
 でも決定後のお店の変更なので、前回とは料理はどうしても味は変わるとは思うので、もしキャンセルしたい方がいらっしゃったらもちろん受け付けます。遠慮なくおっしゃってください。
 そしてお店の変更により、あと十人お席が取れることになりました。
 今からでもご参加希望の方は、是非ご検討くださいまし。
 おいでませ会津。

 以下、お申し込みに当たってのお知らせ。よく読んでお申し込みください。
 2016年の秋に、福島県喜多方市「弦や」にて「ただの呑み会」をさせていただきました。
 たまに弦やに読者さんが来てくださっていると知って、そしたら「東北を旅行するついでに弦やでわたしと三時間くらい呑みましょうかね」という会を、四人くらい来てくれたらやろうかなと思っていたら、最終的には討ち入りできる人数になりました。四十七人!
 しかも討ち入りせずに楽しく呑んで終われた。討ち入りしたらしんじゃうではないか。せずにすんでよかった。

 でもそれはただのラッキーでした。
 実は結構、心配されたり反対されたりしました。
 この頃は本当にまだまだ「来て食べて呑んで楽しく復興」していって、という気持ちが強く呑み会しましたが。
 わたしの名前のもと大勢の方に集まっていただいて、通常よりかなりお酒を呑む席となり。
「急性アルコール中毒だけは絶対にダメ!」
 と事前にも当日にもお伝えして、つつがなく楽しく終えられて。
 最後にさせていただいたご挨拶を覚えています。
「デビューして割とすぐに担当さんに、『自分のファンだから大丈夫だと思わないでください』と教えられました。それは本当に様々な例や、作家としての長い時間の中にあったことを振り返ると、最初に大切なことを教えられたと思っています」
 わたしは担当さんに恵まれているなと思いますが、「肝心なこと」というのを折々に教えられて作家として育ってきました。
「集まってくださったみなさんには本当に申し訳ない言葉だけれど、正直不安はありました。でも無事に楽しく終えられた。とても幸運でした。この話ができてよかったです」
 この挨拶で終わることができて本当によかったと思ったけれど、それはやはりただの幸運です。
 責任を負いきれない規模の酒宴になったことは、「四人くらい集まったらやろう」みたいな気持ちで募ったわたしには大きな課題として残りました。
 来てくださった方々に、それぞれお礼もその後お伝えできていません。こめんね。あのときはありがとうね。楽しい時間でした。
 事務能力の限界も感じて、代理店に頼もうかどうしようかと考え込んでいたら三年経ってしまった。
 今回は地元の方々の力を借りての開催になります。
 なるべく全員の方とお話ししたいと思っていますが、前回と同じくわたしのファンの集いという目的ではなく、あくまでわたしの読者さんを対象にしたただの呑み会です。
 会津は、新潟も山形も近い。前回は福島を旅行して欲しいというわたしの意図をみなさん汲んでくださって、「あそこに行きましたここに行きました」「明日はどこです」とお話を聞かせてくれて嬉しかった。
 呑み会をするわたしの希望はまっすぐそこなので、遊んで行ってついでに呑んでやってくださいまし。
 長い前置きでした。


 幸運だった前回を踏まえて、今回のお知らせです。

●参加条件●

・今回も日にちをクローズにします。もう決定しています。希望の方で条件に合った方には日にちをお知らせしますが、「その日は無理だった」となった場合でも終了まで日にちは伏せてやってください。

・飲酒年齢に達している方、二十歳以上の方。そして呑まない方も前回何人かいらっしゃったので、「呑まなくても酔える」方は是非。料理もおいしいよ! ただ日本酒がガンガン空いた前回なので、アルコール分解酵素の少ない方はいるだけで具合が悪くなると思うので、そういう経験のある方は残念ながら今回はやめといてみよう。

・この呑み会は禁煙とさせてください。

・大変申し訳ありませんが男性は、「夫婦」もしくは「カップル」もしくは「兄妹姉弟」の連れの方のみとさせていただきます。逆差別!? ふだんしやエッセイの読者は!? と、参加したい方がいらっしゃったら本当に申し訳ないです。
一応理由を書きます。
インターネット創世記に、一年もたなかったと思うのですがチャットを開いていました。24時間開きっぱなしですが、わたし管理のチャットでした。しかし管理できるわけもなく、様々な方がいらっしゃって、楽しいこといいこともたくさんあったのですが、数年後報告されたトラブルがありました。それはわたしは介入できないけれどわたしのチャットでの出会いが発端となったことで、今も責任の一端を感じています(念のため書いておきますが性被害ではないです)。
そうしたことを事前に防ぐことを考えて、リアルに酒を呑むような席では様々制限を設けさせてください。様々な制限の中の一つです。ご理解いただけますと幸いです。サイン会などでまたお目に掛かりましょう。

・ご夫婦は既に二組参加が決まっていて、夫婦席を作ることにしました。もう一組来ていただけると、六人テーブルなので丁度いいのですが! かもんご夫婦。

・前回わたしの限界値を迎えたのが事務能力でした。今回は席の割り振りはわたしがしますが、あとは一斉連絡対応にさせてください。個別のお問い合わせには申し訳ありませんが対応しきれない二十五周年です。

・一次会は18時スタート、三時間飲み放題、7500円です。
これは本当にただの呑み代のみです。前回も特に、震災関連の寄付を募ることはしませんでした。その集まった寄付金を何処にというのはわたしも決めかねるところ。そこは各自で!
とにかく東北を旅行して呑んで食べて買い物してくださったらそれで充分。その時間の中の三時間をご一緒してやってください。
そういう主旨です。

●お申し込みは、拍手コメントからメールアドレスを添えてお願いします●
1.最初のお申し込みはハンドル名でお願いします。参加が決まりましたら、ご本名をお願いします。
2.冷やかしやいたずらを防止するために、「いついつ、どのわたしの本を読んでくださったのか」をなるべく詳細にお書きください。

前回はその後、好きな作品やご本人の希望、だいたいの年齢を個別に聞かせていただいて、「エッセイ席」「小説席」「BL小説席」で、BLは可能な限り好きな作品ごとにテーブルを分けてみたりしました。
お一人で参加の方はみなさん迷われたそうですが、「同じ趣味の者同士」ははじめましてでもびっくりするほどあっという間に打ち解けます。友達同士、姉妹などのご参加もありました。お母さんとお嬢さんで参加してくださってお母様が「わたしは同じ席がいいのですが娘は別がいいと言っていて……」とメールに書いてくださったので、「よしわかった一番遠くに離して進ぜよう」と分けたりしました。
完璧にはいきませんが、席の割り振りはわたしががんばります。
「色悪作家と校正者」シリーズで初めて知ってくださった読者の方は、「わたしは新規……」みたいな躊躇があるかもしれませんが、十二月のサイン会ははじめましての方がとても多かったですがわたしは楽しかったです。百田さんのメニューも一つは入れてもらう予定(ここが新しいお店なのでこれから打ち合わせでちょっと未定)。

気兼ねなく、節度を持ちつつ(主にわたしがね……)、旅行がてらご参加ください。

返信はGmailとなります。迷惑メールに振り分けられないメールアドレスをご使用くださいまし。
返信については「今日までの分返信しました」とその都度Twitterでお知らせしていきますので、「こない……」という場合はお手数ですが再度拍手コメントからご連絡ください。

それでは秋に楽しい呑み会ができることを祈っております。
よろしくお願いします。

追記! 友人・姉妹など複数の方でご参加の場合は、代表者がまとめて申し込んでくださると助かります。席が一緒がいいかバラがいいかなどの詳細はまた後ほどお尋ねします。

菅野彰
  1. 2019/06/25(火) 16:26:23|
  2. 告知

「硬い爪、切り裂く指に明日」(河出書房新社)11月1日頃発行

 小説の新刊が出ます。大切に書きました。
「僕は穴の空いた服を着て。」のときと同じく、イラストは川野さま。デザインも同じく坂野公一さま。
 とても嬉しい。
 ジャンルは一般小説になります。
 どんなジャンルでもいつも同じ気持ちで書いてます。
 生きるよということ。
 おもしろいです。わたしはいつも自己肯定上手ですが。それにしてもおもしろいです。
 あらすじはこんな感じ。

「宮城県の海のある街に暮らす平良はもうすぐ16歳の誕生日を迎える。
極端に若く見える眞宙が実の父親ではないと気づきながらも、
かたわらに在り続けることを強く望む平良。眞宙と平良の本当の関係は? 
そして左腕に残る火傷の痕に隠された真実とは──。」

 読んでやってください。
 書き終えて抜け殻になりました。
 自信作。

 少し前に全く自分のこととは別件で、
「誰一人傷つけない文章はない」
 とSNSに書きました。
 そのときこの小説は既に脱稿して発行日も決まっていました。
 これは中でも、もしかしたら多くの人を傷つけてしまうことがあり得ると思いながらその言葉を書きました。今までになく、そういう不安は大きく持っています。
 テーマは全く別ですが、舞台が2018年9月の宮城県です。
 でも震災小説ではありません。
 毎年海辺を歩いて、非日常が日常となった7年目の宮城県を舞台にしようと思いました。
 震災小説ではありませんが、切り離せないことなので震災にまつわる描写はあります。
 自分にはまだ2018年の宮城県を舞台にした物語は早いかもと悩む方がいらっしゃったら、ご自身のタイミングを選んでください。
 数年前ある震災を題材にしたエンタメ映画を観た時に自分がPTSDを起こしたので、注意喚起は必要だと思い今回はこうして書きました。
 舞台が何処なのかとは無関係に、誰かを傷つけることはこの小説に限らずあると思います。
 わたしの場合はですが、そのときは教えてほしい。
 誰かを傷つけることも覚悟して書いている場合もあります。そのときは手紙を読ませていただいて、ごめんなさいと思う。
 まれに、意図せず傷つけてしまうことがあります。たまにですがそういうお手紙をいただくことがあります。
「そんなつもりではなかった」
 という傷つけ方はしたくないです。
 そうか、そういう立場の方もそう受け取る方もいるのかと教えていただいて。
 それでわたしが変わる場合と、変わらない場合があります。
 でも、変わらなくても、傷つく方が存在するということはわたしは知っていないといけないと思うので。
 お手間をおかけしますが、この本に限らずそういう気持ちも打ち明けてくださったらありがたいです。
 小説はおもしろいです。
 本になるときそう思わないことはないです。
 よろしくお願いします。

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  1. 2018/10/15(月) 17:57:54|
  2. 告知

「おうちごはんは適宜でおいしい」(徳間書店)発売中

 東北のおいしい食材をわたしが全力で調理しまくる食べものエッセイ、「おうちごはんは適宜でおいしい」が発売中です。
 「小説Chara vol.37」には、「おうちごはんは適宜でおいしい・小説キャラ出張編!」を書いています。こちらは会津の郷土料理とその思い出を綴ったので、是非。

 まだ感慨で胸がいっぱいですが、やっと本になりました。本当に嬉しい。ツイートもしましたが、自著を手にして涙が出たのは初めてです。
 この本はWEBエッセイ「会津『呑んだくれ屋』開店準備中」を、抜粋してまとめたものです。
 連載は、更新し続けてくれたA-linkさんが、
「菅野さんのしたいことを聞かせてください。何ができるか一緒に考えましょう」
 と言ってくださって、様々話し合い、「東北食べる通信」に直接わたしが手紙を書き、代表の高橋博之さんにも自分で会いに行って、そうやって始めました。
 楽しい本になったのに苦労した話などお聞かせするのもとも思うけれど、知って欲しいとも思うので少し書きます。
 最近、出版を巡る状況が明るくないことは、様々目に入ってくるかと思います。
 書籍にして、東北の食材を本という形で手に取ってもらうということを目標にしていましたが、途中頓挫したことなども多く、書籍化のために出版社に企画を持ち込むということも初めて自分でして回りました。会議にかけていただいても通らなかったり、決して簡単な道のりではなかった。こういったことは普段のわたしの仕事の範疇ではないので、正直疲弊は大きかったです。この連載でなければ、あきらめたと思う。
 でもあきらめずに、企画持ち込みを続けて、不思議なことですが最終的に古巣の徳間書店が書籍にしてくださいました。
 オールフルカラーの、本当にかわいい素敵な本にしてくれた。手に取ってもらえる本になるように、担当さんも営業さんもたくさん考えてくれました。
 本にするまでがわたしの仕事と決めてがんばって、やってよかったと、本を手にしたときに涙が出ました。
 読んでいただくまでが、わたしの仕事です。
 たくさんの人の手を借りて、がんばった甲斐があった本当に楽しい本になりました。
 手に取って読んでくださったら、こんなに嬉しいことはないです。
 よろしくお願いします。

2月20日追記
根拠のない心無い言葉を知ったので、否定しなくてはならない時もあると思うのでお伝えさせてください。
明記してきませんでしたが「おうちごはんは適宜ておいしい」のWEBエッセイは、わたし、当時の担当、A-linkさん、全員全て持ち出しで連載していました。
誰にもギャラは発生していないし全員全て自腹です。
ノーギャラで持ち出しですとお知らせして連載自体を安く思われることを避けるために敢えて語りませんでしたが、東北食べる通信も普通に購読し日本酒も自分達で購入していました。
震災復興を目的として始めたので、この連載だけは特別と決めて、けれど誰にとっても簡単な日々ではありませんでした。
明らかな間違いには反論するべき時もあると思い、今回はお知らせさせていただきます。
そういう状況で全員精一杯やりました。
エッセイ本の発行に関しては通常通り印税が発生しております。
この印税は普通に美味しい東北の食べ物やお酒にしてわたしが普通に食べております。
がんばったんだよみんな!
残念な追記ですが、そんなわけでがんばった一冊を是非楽しんでやってください。

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  1. 2017/11/27(月) 09:35:19|
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「ぼくのワンピース」作画・山田睦月先生/「隔月刊 WINGS8月号」から連載スタート中(書き下ろし漫画原作)

 十二年ぶり、「デコトラの夜」以来の山田睦月先生の描き下ろし漫画原作を担当させていただいています。
 自分のカテゴライズに悩む等と、悩まない真人の物語。
 この物語には二つの曰くがある。私にのみですが。
 これは「デコトラの夜」が終わる頃に、次の山田先生の原作にやらせていただけないだろうかと十二年前にプロットを書いた話です。ふとプロットが出て来てタイミングも合い、今回実現に至りました。
 でも十二年が経ったことは、よかったと今回書いていて思いました。
 等のような悩みを取り巻く環境が十二年の間に激変していて、現在の方が私は書きやすかった。
 そんな風に変化して行くテーマを扱っているので、やがてこの話も「いつの時代の話だ」となるかもしれませんが、珍しく今を生きるのである。

 そして書き始めて気づいたのですが、等と真人は、「朝彦と夜彦1987」の朝彦と夜彦の二卵性双生児のような二人です。
 同じキャラクターではありません。
 何故十二年前にこの二人を考えたのか、少し申し訳ない経緯ですが書きながら二人が産まれたわけを思い出しました。
 当時、「朝彦と夜彦1987」が完全にお蔵に入って。
 小説にしようかどうしようか、漫画の方がより生きるのではと、それで山田先生の力を借りようとしたんだと思います。等と真人は、原型は朝彦と夜彦だと書いてて気づいた。
 読まれたら「どの辺が?」と思われるかもしれませんが、そこから生まれた違う人生を生きてる等と真人です。
「ちょっと台詞が戯曲的過ぎる」
 とは担当さんにも指摘されて、大分漫画よりにしました。
 漫画として山田先生が昇華してくださると信じて、私はただ楽しみです。

 キャラクターを立てたあとの発想は当時はもう少し安易だったのですが、いざとなるとそうもいかずかなり山田先生の力を借りながらの船出です。
 どうか最後まで見守ってやってください。
 楽しんで!
  1. 2017/06/26(月) 19:32:49|
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「華客の鳥」(ディアプラス文庫)/7月10日頃発売(協力書店特典SSあり)

 また新刊なのか。
 そう言わずに。これはちょっと特殊な本です。
 「華客の鳥」は、1999年に「小説ディアプラス vol.2」に掲載された、「HARD LACK」シリーズの登場人物シンとハルを主人公にしたスピンオフです。当時の挿画は松崎司先生で、掲載は十八年前。そんな長い時間そのままにしていたのは私で、担当さん及び新書館さんがあきらめずにいてくださって7月にようやく本になります。
 「華客の鳥」のその後の物語「鳥の行方」と、エドとタクヤも登場する「By the way」を書き下ろしたのは四年前でした。「鳥の行方」を書いたときは、よくもこんなに長いことこの続きを放置していたと自分に呆れ果てました。書けて良かった。
 一言言いたい。「華客の鳥」を書いたのは十八年前だ。古くさいんじゃなくて古いの。その古さを堪能してください。
 後書きに書き忘れた気がするのですが、「華客」は本来の「かかく」と読ませる言葉とは違う意味で私の造語です。「かきゃく」と読ませます。

 美しいシンとハルを今回描いてくださったのは、「レベッカ・ストリート」でも別次元のシンとハルを描いてくださった珂弐之ニカ先生です。
 カバーの美しさ、口絵のハルの少年の健気さや脆さは、言葉が出ないです。
 そしてその美しさを存分に生かしてくださった新書館デザイン部にも感謝しかない。
 十八年が経って、美しい本になりました。
 是非読んでやってください。

 この本には、協力書店特典SSというものがついてきます。「デート」という短編を書きました。
 どうしてもこの特典ペーパーを入手して欲しい。
 何故かというと、シンとハルと、エドとタクヤで楽しくデートする話だからです。楽しいよ。
 時々この特典SSでやってしまうのですが、
「ここまで本に入れたかった」
 というやつです。今回はやってしまった。本に入れたかったけどペーパーなので手に入れてやってください。
 アニメイト全店と、ネット書店通販もあります。
 青文字がリンクになっております。よろしくね。
「華客の鳥」特典情報
「華客の鳥」特典SSペーパー配布書店リスト
 書店さんが把握していない場合もたまにあるようなので、ついて来ない場合は書店員さんにお尋ねください。

 きれいな本にしていただいて、感謝です。
 読んでいただけたら、なお嬉しいです。
  1. 2017/06/22(木) 19:49:46|
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